皆さん、突然ですが、仕事帰りの「ちょい釣り」って、
どれぐらいの釣行範囲が定義だと思います?(当然、次の日勤務が前提です)
仕事場から約30分圏内ぐらいまでかな・・
と勝手に考えるのですが、変態である私は違います。
片道3時間ぐらいまでが概ねの限界距離。
じつは先日、ちょい釣りで深夜
島根県大田市の闇磯までエギングに出かけていた
総本店・エギング担当・岡本です。
(断崖絶壁の地磯を渡り歩く
あまりの過酷なロッククライミングに
本気で死兆星が見えかけ、見事完ホゲでした)
今回はそんな「ちょい釣り」のお話しです。
釣行日は11月5日(月)
(中潮・干潮・1時46分)
同行は当店の古本さん。
今回のお題は
「メバル接岸の動向探査」
選んだポイントは
「倉橋島・早瀬の鳥が首の波止」
今秋は高水温の傾向・・。
ならば流れがあって、比較的水温が低いところがメバルの接岸が早いはず・・
という読みで、
水道筋に位置する、このポイントの選択。
例年、11月の声を聞くと他よりも早く、
メバルの便りが届き始める釣場です。
総本店から車で約1時間。
これぐらいの移動距離だったら朝飯前です。
入釣は干潮前の深夜0時。
釣り方は胴付き仕掛けの探り釣り。
エサはモエビ。
タックルセットができた2人は、同15分、第1投。
仕掛けを振り込んでオモリが着底した瞬間、
私の竿先をクイッと引き込むアタリ。
私が「きたよー」と言うが早いか、「こっちも当たりましたー」と古本さん。
ほぼ同時に取り込んだメバルは、いずれも16㎝。
幸先のいいスタートに2人のテンションは急上昇。
しかし、干底間際で潮の動きが散漫なことが原因か、
その後、メバルからのラブコールは散発的。
忘れたころにポツリポツリ、本命を追加します。
じつは、この波止、外側の捨て石の落ち込みが急角度で、
釣りの最中、度重なる根掛かりに悪戦苦闘。
(しかも捨て石際でアタリが集中する傾向で、
これも根掛かり頻発の要因です)
1時30分を過ぎると、完全に潮が止まって、
メバルではなくカサゴをキャッチ。
20㎝の良型なのですが、メバルが釣りたい私は素直に喜べない展開。
フィナーレは潮が満ちに転じた、2時過ぎ。
竿先の曲がりとオモリから伝わるじわりと重い感触から、
底潮が動き始めたことを確信した途端、
ティップを一気にひったくるような引き。
合わせると結構な重量感が竿を通して手元に伝わります。
足元まで慎重に寄せて、最後は一気にごぼう抜き。
メジャーを充てると20㎝。
この1匹で、タイムアップ。
じつはこの釣場、満ち潮が時合で、
これから・・というタイミング。
後ろ髪を引かれる思いで釣場を後にしました。
今期は高水温の影響か、例年と比べて、
メバルの接岸がやや遅れ気味・・
と感じた今回の釣行でした。
収穫といえば、
アジングに25㎝級のアジが連発していたことに立ち会えたこと。
(1時間で5,6匹出ていました)
この先、メバルは水温の低下に伴い、徐々に上向く見込み。
アジもしばらくの間、釣れ続きそうです。