八戸川・江の川 鮎釣行!

ども!出雲店の高橋です!

前回の八戸川釣行から数日・・・

気が付くとまたしても八戸川へきておりましたw

今回は仕事での釣行です!

とある機関の撮影依頼がありまして、その内容というのも

「水中で囮鮎に野鮎が攻撃し、錨に鮎が掛かるシーンを撮影したい」という

パッと考えただけでも、相当な無理難題・・・・w

場所もすべて指定され、やったことが無い川・場所で釣ることになったので

前回ブログで書きましたように、調査釣行をしていたというわけです。

当日は午前9:30に現場集合し、まず初対面のカメラマンさんTさんなどとご挨拶を。

名刺を頂き、家に帰ってからTさんのブログ等を見て知ったのですが、

水中カメラマンとして、あの「映画・海猿」などの撮影をされている大御所の方でした・・・。

(当日知らないままでよかった、知ってたら余計緊張していたでしょうw)

釣り撮影前にTさんと打ち合わせを行ったのですが、

ただでさえ難易度の高い撮影と予想はしていたのですが、打ち合わせの内容で

想像を超える難易度が発覚しましたw

その理由としてはいくつかあり、

・事前釣行で釣れたスポットは流れがキツく、まず撮影自体ができない事w

・Tさんが事前に潜って調べた結果、通常ならまず竿を出さない青苔が生えまくっている細い筋に決定している事w

・というか釣りをする前に川に入ってしまって釣り場にプレッシャーが掛かってしまっている事w

・水中に2つのGOPROを沈めて撮影するのですが、このGOPROで鮮明に撮影できる範囲が

1台につき横1m半程度、奥行き1m程度が限界。

ということで畳半畳程度の狭い場所しか釣ることができない事

・GOPROバッテリーも時間制限があり、素早く済ませないといけない事

などなど・・・

とにかく釣り師にとって制約が多すぎる!!

もうめちゃくちゃ釣れる川ならマグレでその狭い範囲で掛かるかもしれませんが、

正直、我々釣り人からすると、まず掛からないだろうなという砂地近くのごく狭いスポットから、

人がカメラを沈めたり、ガチャガチャした後に釣らなければならないという・・・。

これはほぼ奇跡を起こすしか掛かるシーンなど撮れるわけがない状況です!!!

あまりにも釣り人とカメラマンの理想に違いがあり、今回撮影の事の重大さに気が付きました・・。

しかし、救いだったこともあり、土手の上からそのカメラのある付近を見ていると、たまに

鮎ハミで起こる「キラッ!」という光が見えます!

調査釣行では姿が見えなかった場所なので、今日は入っているのかもという少し期待もありました。

ここまで来たら逃げられないので、覚悟を決めて、いざスタートです!

(こちらは前回釣行時の画像です↓)

さらに普通の釣行と違って、私の釣り自体ももう一人のカメラマンさんが撮っているので、

めちゃ緊張w

ただでさえ下手くそな囮を付ける手が、いつも以上に震えますw

ガチガチです、ジムに行った翌日のようにガチガチですw

前回より減水していますが、それでも強い流れもあり、囮が安定しません。

とりあえずは養殖囮を野鮎に変えて有利な展開にもちこみたい・・と考えていると、

GOPRO撮影範囲外ではありますが、速攻ヒット!

掛かった瞬間に撮られているカメラをチラッと確認し、丁寧に引き抜き~と思っていると

水中バレ!

あちゃ~大事な一発目を痛恨のミス!

気を取り直して、少し弱ってしまった囮にオモリを付けてスタートすると、

これまた5分も掛からずヒット!結構よさげな型で、少し下ります。

またカメラを確認し、引き抜き~すると・・・

今度は空中バレ!!

2連続ミスは非常に痛い・・・。

ただでさえ追いの良いであろう鮎を2連続でバラシてしまうとは・・。

しかも追い打ちをかけるように、カメラマンさんが一言

「高橋さ~ん、カメラはないつもりでお願いします!カメラ目線は止めてくださ~い!」

そうなのか、カメラ目線はNGかw 最初に言ってほしかったw

その後もGOPROが撮っている極狭場所を攻めますが、とにかく難しい!!

今の私の技術では指定の場所に一瞬囮を留められても、すぐに通過したり、流されたり・・。

本当に簡単ではありません・・ふと「なぜ私のような未熟者が選ばれたのだろうか?」と本気で後悔したような・・。

その後15分程度沈黙となった為、カメラのチェックが入り、カメラマンさんも休憩に。

水中にあるGOPROも一旦撤収されます。

カメラが回っていないといくら釣っても意味がないので、私も休憩しようかと思っていると

まさかのヒットwww

今!?なんでカメラが止まった時に!?という思いでした・・。

GOPROが沈めてある場所ではない所で掛かったので、それだけが救いw

 

囮としてちょうどよいサイズでガッツポーズ!

カメラマンさんにも一応釣れた事を報告すると、苦笑いされましたw

GOPROでの撮影具合などチェックされるので、20分程度待ち時間が発生するので、

釣れた鮎を舟に戻すのも弱りを早めそうだったので、タモに入れたままその場で待機!

この状態でずっと待ってましたw約15分程度も。

まるで囮をあやしているような・・w

しばらくして、やはり置いたままのGOPRO映像だと映る確率が低いということで、

Tさんが潜ってある程度撮影範囲に左右幅を持たせてくれることに!

これはプラスでもあったのですが、人が川に浸かるということで、鮎にプレッシャーもかかる

マイナスな面もあるので・・。

でも決まったらやるしかありません!!

Tさん、潜水開始!!

水中撮影も海から川まで様々な魚を撮られているので、鮎に極力影響のないように潜っておられます!

流石ですね!

Tさんより「鮎、見えます!」という声があり、囮をその場へ送り届ます!

私も竿を持つ手に力が入ります!(嘘です、緊張で腕がプルプルしてました・・w)

ここで様子を見に来られた某機関の職員さん、江川漁協の職員さんも様子見に来られ、

私へのプレッシャーが更にアップw

囮装着前に撮った私視点だと

見てください!

画像矢印の円の中でないと、掛かったシーンが撮影できないのです!

せ、狭いって!!

囮って動くんですよ!

上手い人ならともかく、私には難易度MAX!!!

Tさんがある程度カメラを左右に振ってくれるので最初よりは多少広くなりましたが、

今度は囮操作を誤ってTさんが掛からないようにしなければ・・w

そしてこの時点で川の水位が徐々に減ってきていることを感じていたので、

上流のダム放水に明らかに変化があったと思われます。

今釣っている場所が機能しなくなる可能性が高い・・・。

カメラ、減水、観戦者増、釣り場狭い・・・

更に私を追い込むプレッシャー要素が強くなりましたが、

追い込まれた私はここで覚醒しますw

何と言いましょうか、完全に

「ゾーンに入った」状態になったような感じになりましたw

囮の送り出しも一直線で指定スポットへ送り込むことができ、

狙ったエリアから囮をほとんどズラすようなことがなくなりました!!

カメラ前でキチンと囮がステイ!!

これは来るんじゃないか・・・と思っていると!当たり!

一発では掛からなかったですが、囮をステイさせていると、やっぱり来ました!

同時に背後から釣りシーンも撮られており、事前に

「掛かってからもある程度時間を掛けてキャッチしてください」という指示があり、

バレてしまうのではないか?とドキドキしながら長めにやり取りしてキャッチ!

タモ入れしてから掛かり鮎の撮影をして、OKが出てから

渾身のガッツポーズ!

掛かった位置など目印のあった具合で

「これはバッチリ撮れたでしょう!」と大声で対岸のTさんに確認すると、

T「ちょっと撮れているか分からない!」という返事が・・。

・・・「まじかーーーー!!!!あれでダメ!?」

内心、もう次はないくらい最高な場所、タイミングたと思ったので、本当にガックリきてしまいましたが、

私のゾーン状態は切れておらず、

「まだ他に鮎はいますか?」と聞くと

T「もう一匹縄張り意識がある鮎がいる・・!」という返事が!

ゾーン高橋は囮を付け替えて、不屈の闘志で再スタート!

あれで撮れていないとなると、もう本当にカメラに囮をぶつけるくらいのイメージでないとダメだ・・・

と思い、もうめちゃくちゃカメラ前に囮を誘導!

囮が横に振れただけてTさんが釣れるくらいベタ付けしてその位置をキープ!!

本当にTさんが掛かったら超大物だw

普通に考えたらもうこの小スポットで掛かる鮎なんていないのでは?

という思いでしたが、まだいる!と言われたらやるしかない!!

ゾーン高橋はとにかくカメラ画角から囮を外さないように外さないように・・・

いつもの釣りなら囮の鼻を持ち上げて誘いなどもしますが、

それをするだけで画角から外れそうなので、とにかく1点で止め!!!!

すると、明確な当たりはありませんでしたが、囮以外の重みが掛かり、下流へ・・・

「掛かった!!!!」

声は出してはいけないので、心で叫びました!

もうこれは絶対水中カメラで撮れているハズ!あとはタモに収めるだけ!!

冷静に冷静に・・・慎重~に・・・

キャッチ成功!

カメラマンさんからOKが出て、対岸のTさんに確認すると

T「バッチリ!」のポーズを頂きました!!!

掛かってくれた鮎に感謝!

岸に上がって撮影した映像をi-padで確認すると、めちゃくちゃ鮮明にヒットシーンが記録されておりました。

私もYouTubeなどで鮎の水中映像を観ますが、過去最高レベルで鮮明に映っているかと!

撮影はこれで無事終了!

解散して土手の上で安心しきって昼飯を食べていると

(ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・)

何!?この音?地鳴り?

でも地震の気配もなく、不思議に思ってふと川をみると・・・

なんと先程まで撮影をしていた辺りがカフェオレに・・・!

豪雨で変型した堰堤が今この瞬間にさらに崩れ堰堤の基礎が抜けたようです・・・。

自然って怖い・・。

というか撮影があと1時間でも遅くなっていたら全てがパーでした・・

後から考えてもこの取材は本当に奇跡的だったとしか思えません。

今回撮影された映像ですが、現状ではどこで使われるかここでは書けません、ごめんなさい。

撮影したTさんから某機関へ権利が移り、その某機関のOKがでないと私ですら映像を頂けないのです(涙)

あの鮎が掛かるシーンや私のへなちょこ釣り姿をご紹介できないのが残念w

野鮎の縄張りの範囲や、追い気のある野鮎が口を全開で開いて威嚇するシーンなど

スロー再生にしたら非常によくわかりました。

某機関のOKが出たらこちらのブログでご紹介したいと思います

また普段では竿すら出さないようなスポットでもきちんと追い気のある鮎はいて、

さらに何匹が釣って反応の無くなった場所でも、粘れば次の鮎が入って掛かるなど

頭ではわかっていても実践できないことがほとんどですので、今回釣りスキルアップにもつながりました。

さて、囮は十分に確保できたので、この後は江の川本流へトライですw

続く

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