ども!出雲店の高橋です!
先日は調子に乗ってまた江の川本流へトライ!
しかし!
4人で入って釣果はたったの2匹!!!!!
4人でですよw
あとで聞くと週末に名人級にさんざん攻め尽くされ、我々に残された鮎はいなかったようです・・。
私に至っては掛かることはおろか、ケラレすらなく、
史上初の完全試合達成ですw
鮎釣り人生でこんなことは初めてで、今は清々しい気分ですw
最近好調の近くの神戸川へ行けば簡単に釣果が得られたかもしれません。
でも神戸川では体験できない流れの強さを体験したり、尺鮎を想定した豪快なタックルの
強度を試したり、オモリの重要性を理解したり、釣り場そのものを調べたりと
無駄なことはありませんでした!
今年から昨年から鮎釣りを始められた落武者弐号様、落武者会長様が1匹づつ!
これは本当に立派だと思いました・・。
しかし野鮎に囮を変えても全く反応なしだったことをみてもマジで鮎がいなかったようです。
今年はもう1回鮎釣りに行けるかどうか・・・。
さて、本題です。
今回はとあるお客様が作成された竿をご紹介します!
先月あえなく中止となってしまったテナガエビ釣り大会を想定して作成された、
魂の籠った「渾身の一振り」です。
製作者はなんと小学生のS介君!
高級磯竿の穂先廃材を利用して作ったまさにSDGsなロッドです!
当店を代表するロッドビルダー曽田の指導を受けてコツコツと製作されたそうで・・
夏休みに竿尻測定や木工旋盤で調整したり、色塗りを行って完成までたどり着いたそうです!
銘も入って、立派な竿でした!
しかし、豪雨影響の為、大会は中止に・・残念です。
保護者の方からお聞きしたら
この竿で大会デビューできず、S介君はちょっと無気力になっているとお聞きしました・・。
またいつも無気力で、活力もないと・・。
そこでなぜか私がこのブログでs介君を励まして?やる気を出させて?欲しいとのことでした。
私なんか教員でも何でもありませんので、偉そうなことは一切いえないのでお断りしようかと思いましたが、
こんな私のブログが誰かの役に立つのであればと、少し恥ずかしいですが、つらつらと講釈をたれたいと思います。
S介君はいつも口癖で
「それをして何の意味があるの?」
「何の役にも立たないでしょ?」
などなどネガティブな発言が多いそうですが・・・
一つ言えるのは
「自分で考えて、汗を流して完成までたどり着いたことは一つも無駄にはならない」ということです
今回も竿作成にあたり、素材を手配したり、測定したり、色塗りをしたり、すべてが経験となり将来の役に立つと思います。
私も小学校の頃なんかは漫画「釣りキチ三平」を読んで竿を作ってみたり、ルアーを改造したり、
休憩時間は釣り用のミミズ堀りに没頭したり、夏休みの自由研究を釣り調査としたり、常に釣り雑誌を読んでいたり、
小バス大会もエースのくせに釣りを優先して県大会当日突然行かなかったり(←後輩曰くその後伝説になっているそうですw)
一般的にはかなり変な小学生だったと思います。
中・高は部活が忙しかったですが、それでもかなりの釣りをしていましたし、
大学でも水産、また釣り部に所属しており、様々な釣りをやってきました。
それが現在ではこの職種で役立っていると思います。
何事も好きなことをやっていれば全てが勉強になりますし、私のように人によっては
かなり将来に役に立つと思いますw
今は夏休み自由研究KITや規定に沿った研究をすることがあるそうですが、
そういった誰かの意見に左右されず、自分で考えて既存にない竿を作ったことは立派だと思います。
今回は見事完成していますが、たとえ竿が失敗に終わっても良かったと思います。
「竿はここまで削ったら折れるんだ」とか
「穂先はこれくらいの強度があるんだ」とか
「取付はここの接着じゃないと固定できない」とか
作らないと経験できなかったことだと思います。
何年も釣りをやっていても竿の強度や扱いをしらない大人がいたりするので、
S介君は十分勉強になったと思います。
今度は大会の為に作ってくれた竿で今密なブームになっているタナゴや小フナ、ハヤなどなど
釣果を出してくれると嬉しいです・・・いや!
順調に釣れるより想定外の鯉や鯰などで竿が折れたり、ラインが仕掛けが切られたりするほうが良いかも!
トラブルや失敗した経験のほうが記憶に残るので、そういったお話を期待して待ってます。
長々と失礼しましたw