皆様こんばんは！
前回のアカイカ釣行の疲れがふくらはぎを襲っており、さすがに11時間も船釣りをすると応えるなぁと寄る年波にため息をついていたのですが、また懲りずに昨日は久しぶりにお師匠のお誘いを頂きまして、午後便のSLJから半夜便の太刀魚テンヤへ行こうという事になりまして…
お世話になりましたのは鹿児島本港区より出船しております遊漁船「海鱗(かりん)」さんです！
再び今度は12時間の釣行をしようという我々に付き合ってくれる林船長も相当なタフガイなのです♨
昼夜の分の道具やクーラーそれに伴う飲料水や氷の重量も相当なものです…船に載せるだけで息切れするほどの陽気です。若干の風はあったものの、気休めにもならず。吹き出す汗が目に沁みます。
船が走り出したら最高に涼しいのですがね…止まらないでと言うわけにもいかず釣りをします♨
皆さんそれぞれ思い思いの釣りをしました。師匠たちはSLJを、私は一つテンヤを。
SLJはほぼオウモンハタでしたね～40㎝近い良型も出ておりました。夕マズメは軽いラッシュになっていましたね。テンヤはライトゲームのアイドル「タマガシラ」のタマちゃんからはじまり、ほぼチャリコ…最大30㎝ほどでしたがチャリコの域を出ず。一番の大物はイラでした。はい、撃チンでした♨
すぐに日は傾き、良い感じの涼しさになってきました。暮れなずむ街を見ているとカレーが食べたくなってきます。しかし今回は帰るわけにはいかずもう一戦、半夜の太刀魚テンヤ便が待っております！
帰港すると荷物を整え釣座を移り、すぐに出撃です！一番バッターはジャッカルの替え針式テンヤは気合のタングステン40号！切られるのを恐れていたら一生使えないのですよ！
とか言いながら実は太刀魚にはそんなに期待していませんでした。数釣りが難しいという事前の情報もありましたし、エサなんて1年以上冷凍庫で眠っていた若干干からびたイワシでしたし･･･。
水深80mほどのポイントにアンカーを入れ、ボトムから丁寧に探ります。かなり久しぶりの太刀魚テンヤ、ボトム付近でモゾモゾします。敢えて大きく4回巻いて誘うと穂先がニュン♪即合わせでF4ほどの太刀魚、ご無沙汰してます。
アタリも遠かったので、船のトモでもう一本置き竿電動微速で狙ってみることにしました。
ポツポツ釣れている様ですが当たりが拾えない時間が長く、当たっても追わないなど、無の時間が過ぎて行きます。
すると、今回テンヤ初挑戦の方に大きな魚信！手巻きタックルでしたので相当に苦労している様です！ドラグが出たり、突き上げられて早巻きしたりで上がって来たのは、なんと見事なF10ドラゴンサイズ！
数々のドラゴンサイズを隣で釣るのを見送っていた私にはわかります！このパターン、もう無理かなぁと。
正直羨ましすぎです。長年やってきても、まだこのサイズには出会えないのです。ツキが無いとは決して言うまいと思いつつも心が折れそうになります。
様々なメーカー、カラー、重量、のテンヤを試し尽くし途方に暮れていた頃、妙な音が耳に入ります「ウィウィウィ～」見ると置き竿電動微速の竿が根こそぎ曲がってドラグが出ていました！そのまま合わせも入れず電動を最大出力でON！締め込んだドラグを引きずり出しながら上がって来たのは長く大きな銀色の魚体でした。
林船長のギャフで太刀魚が空を舞います！
156㎝！さきほどのF10サイズには及ばないものの充分なサイズです！これで2本目♨
あぁ、頑張って報われた～もう今日は終わりで良いや、ありがたや、ありがたや～という気分だったのですが、まだ時間もあったので、潮も動かず、20号のテンヤにしても真下に落ちるほどだったので、さらに小さい15号にしてボ～っと釣りしてました♨
ボトムより少し上の65m付近でツンツンという小さなアタリ、魚かな？フグじゃなきゃいいけどなぁ･･･と敢えて動かさずに突かれるままにしていたら、グイっと穂先にもたれたので合わせを入れると小気味良い太刀魚っぽい引き、まぁまぁのサイズかな？と呑気に巻き上げていたら水面まであと20mという所にきていきなり暴れ出す！え？え？となりつつも水面に上がって来たのは･･･
自己新記録達成のF10、179㎝、4.18㎏!!
これには痺れました、一日に2本のドラゴン･･･命運が尽きたかもしれません。
せっかくならば、遺影に使ってもらおうと2本持ち！タチウオテンヤやっていて良かった！
調子に乗ってまた行こうと思います♨
