【簡単解説】釣り糸のお話

どーもです!東広島店の藤井です。

いよいよ梅雨入りです。雨の休日は道具整理!の方も多いのでは?

そんな時は、不要な釣具まとめてお持ちください!(^^♪

竿リールの他、クーラーやウキ、エギなど買取強化中!です。

 

今日は、お客様からよくいただく質問で「高いPEと安いPEってなにが違うの?」について

超簡単にお答えしたいと思います。

まずは、超基本のPE素材について、

PEはポリエチレンの略称で、一般に釣り糸で使われている糸はIZANASと言われる

超高強力ポリエチレン繊維」の集合体。昔はダイニーマと商標されていました。

IZANASは東洋紡の製品で、各メーカーから発売されているPEは、

ほぼ東洋紡1社の原糸となります。

よく、8本組と4本組と表記されますが、どちらも8本の中の1本、

4本の中の1本自体が繊維の集合体の為、

厳密には超高強力ポリエチレン繊維の数百本の束となります。

そして、本題の高いPEと安いPEの違いですが、

まずは原糸自体に2種類あり、高い原糸と安い原糸があること。(基本IZANASは2種類)

編み込む機械に種類がある事。

(密組で使われる熱を加えてしっかりテンションを掛けて組むものなど)がある。

生成した製品は、組み初めと組み終わりに若干のムラがあり、

真ん中が品質が安定している事。(廉価版のPEは端を使うことが多い)

などが大まかな価格差となります。

それと、組み込みが出来るメーカーも国内では、

ほぼ2社(ゴーセンとYGK)なのでOEMも盛んです。

 

 

上の製品は、よく見ると箱が一緒。YGKのOEM製品だと分かります。

老舗のYGKやゴーセン、の製品や上記の商品あたりは安心して使えると思います。

強度表記は2種類でマックス表記(テストの中で最も高い数値)とアベレージ表記(テストの平均値)なので、その点も選ぶ基準となります。

また、4本組と8本組ですが、4本組のメリットは何といっても安価な事。

4本撚りの方が編む効率が圧倒的に早い為です。デメリットは糸鳴りくらいでしょうか?

8本撚りのメリットは表面が滑らかで滑りが良く、4本より若干飛距離が出る事ですが、

滑らかな分、吸水性が高く、水を含めば飛距離は変わらないか、

逆に4本の方が飛ぶ可能性もあります。

ついでにフロロカーボンについての違いです。

シーガーの場合はクレハ独特の2層構造と単層の違いがあり、

もちろん2層構造の方が柔らかい素材と硬い素材を組み合わせて

結節強度を上げたり出来るので上位品番に採用されています。

他の製品に関しては、フロロの場合は原料を溶かして機械から噴出して生成する為、

原材料の性質と併せて機械の性能で大きく品質が異なります。

高性能の機械で作れば、凹凸の無い太さが均一で真円に近い製品が出来、

強度にムラが無い製品が出来るという事です。

また、サンラインのプラズマライズのように表面に特殊処理をして

強度を付けたり結節強度を高めたりする方法も一般的です。

雨天時には糸の巻替えをして、釣行準備を万端にする事も大切です!

糸の巻替えはラインまたはリールをお買い上げ時には無料で丁寧に巻かせていただきます。

お気軽にご依頼ください!(^^♪

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