12月は普段、腰を据えている師匠も
何かと気忙しい様という意味で「師走」
でっちの私は当然のように繁忙期です。
お店では、お客様の対応に始まり、福袋の準備、年始の店飾、
家庭では、休みのたびに嫁から大掃除の指令、年賀状書きやお年玉の手配、
子供たちの塾のお迎えまで、常時、フル稼働。
あっ、申し遅れました、
それでも寝る間を惜しんで釣行はかかさず、総本店・岡本です。
さて、今回は「釣り納め」ということで、
手堅くアジ狙いで周防大島の沖家室大橋下のサーフへ。
釣行日は12月27日(木)(中潮・干潮・5時51分)
約2週間前にエントリーしたときは、新月周りの潮だったため、
アジの活性は非常に高く、入れ食い状態。
しかし、当夜はアジには鬼門と言われる「満月周り」。
抜群の魚影を誇る、沖家室大橋下なら何とかなるのでは・・
という安易な発想での釣場チョイスです。
到着は深夜1時、潮は引き2分。
狙いのサーフは、海面下でまだ姿を現しておりません。
砂浜で竿出しできるまでは、小波止に釣り座を構えます。
天候は曇り。おぼろ月夜で常夜灯の明暗の境目は消え、
海面全体がぼんやり明るい状態。
釣り方はライトカゴ釣り。
道具立ては、道糸PE1・5号、管付き発泡ウキ12号、
天秤付きカゴにオモリ10号、クッションゴム1・5mm20㎝、
アジホタル(青)ハリス1・5号、アジ金8号の1本針仕掛け。
サシエは冷凍シラウオ、マキエはアミエビ。
同30分、釣り開始。スタートから約30分は反応がなかったものの、
潮が大橋方向に緩やかに流れ始めると、ウキに変化が現れます。
ウキのトップをジワリと押さえ込むようなアタリ。
ファーストヒットは25㎝の本命。
その後は入れ食いとまではいかないまでも、
アジからのラブコールはコンスタントに続きます。
投入点は30m沖、アジの棚は浅く、ウキ下は3mといったところ。
引き4分を過ぎて、足元のゴロ石が干出し始めると、
波止からは釣りにくい状態に・・。
サーフに降りて仕切り直し。
ここで変態スタイルにチェンジです。
ウエーディングのため、Fベストとウエーダー装着、
腰には鮎ベルトを巻いて、
D環に管理釣り場用のネットをセット(海面でのアジ・ポロリを防ぐため)
一カ所で動かず針外しやエサ詰めなど、一連の作業ができるよう、
海中には釣研・システムスタンドを設置します。
ここにマキエバケツと血抜き用の水汲みバケツを置いて、
準備完了です。
釣研・システムスタンドは現在、廃盤商品となっており、
同様の仕事ができるのが、
キャプテンスタッグ社の
マック システムフリースタンドがこちら↓
当店の販売価格・5184円。
変態スタイルにはかかせない必須アイテムです。
3時、気を取り直して、再スタート。
潮位が下がっているせいか、海面まで伸びた藻が横たわり、
そこに仕掛けが絡んでアジをばらすハプニングが続出。
アタリに対するキャッチ率は約6割に減少します。
(釣り座の約10m沖に帯状に藻が密生、
藻をかわすため、できるだけ前に出て竿を振るのですが、
そんな苦労をよそに結構な確率でやられます)
それでも22、3㎝級のアジをポツリポツリ追加して4時、納竿。
結局、20㎝~25㎝のアジを24匹、ものにして終了。
今回の実釣は、おぼろ月夜の影響でアジの食いがやや渋かったけれど、
年始の新月周りの潮は再び、爆釣の予感です。
沖家室大橋下が混み合うときは、
周防大島の佐連や伊崎、油宇、安下庄などにまわるといい。
初釣りはアジの魚影・抜群の周防大島へ。
もうしばらくの間、
アジの回遊は続きそうです。
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