こんにちは~
渓流魚過激派から秋のイワナの釣果写真を要求されている名嘉です。
山に入るのめんどくさい。と一蹴してます。
チニングで盛り上がって頂き大感謝です!!!
正直、ここまで興味をもってもらえると思っていなかったのでビビってます。
そんなチニングで自分が推している、ダイワスタッフ・もりぞーさんのフリーリグ釣法ですが、
これ、直リグじゃダメなん??
って、この釣法を調べてみた方は思ったんじゃないでしょうか?
ちなみに自分は真似る前から思いましたね。
その謎を解明するため私調査員は中海の奥地へと向かったーーー。
とりあえず、チヌからの反応をたくさん得られないと違いが見れないので、一番安定してチヌを拾えているエリアへ向かうことに。
釣り始めからしばらくして、
1枚目から良いのが出ました♪
上顎にがっつりフッキング
その後も狙って
直リグでもちゃんと釣れますね!
自宅であらかじめスプリットリングにつないで準備しておけばスナップにで取り付けるだけ、
スプリットリングなんて使わなくてもスナップにシンカーとフックを通せばそれでも使えるし楽じゃん!
それはその通りで、実際これだけ魚が釣れれば文句なんて付けようがないことなんですが、ちょっとまった!です。
1時間ちょいの短時間で4枚獲れるなら確かに問題ないのですが、実はこの4枚を獲るまでにフッキングが浅くて3回くらい獲り損ねてるんですよ。
なんでそんなことが起きたのかを考えてみると・・・
直リグで釣ったチヌのフックの掛かり方ですが、上顎に向けてフックが掛かってるんですよね。
上顎フッキングは硬い場所に掛かった良い掛かり方なのですが、硬いとこを狙うという点で難しさが生じます。
チヌの上顎の硬さは知っての通りですし、さらに強靭な歯が並んでいて防御力がそこらの魚とはわけが違う。
天下のがまかつ様のタチウオ用トレーラーフックの鈎先も曲げちまう防御力
直リグってセッティング上、フックが絶対に上を向いているんです。
つまりは、私、上顎特化で刺しに行きます!ってスタイルになってしまうのですよ。
その結果、鈎先の向きや力の掛かり方次第で弾かれたり、掛かりが浅くてフックアウトしたりが出てくるわけです。
鈎が貫通しないって点にも欠点があって、魚の口を貫いた鈎と貫けなかった鈎では鈎の伸ばされやすさが劇的に変わるんですよ。
ペンチで鈎を曲げる時に腹の部分を摘まんで曲げるのと、バーブのすぐ下くらいを摘まんで曲げるのでは全然使う力の量が違いますよね。それと同じです。
写真を見てわかる通りで、4枚釣って1枚しか貫けてなく、その結果、フックが開いてしまって交換する流れとなりました。
あと、さらにもう1つ、
直リグだとワームのロスト率が高まりました。
フリーリグの時は
こんな感じで、魚が暴れてシンカーストッパーが動いて、シンカーが動いた結果、フックについてるワームがリーダーの方向へ逃げることができ、リーダーをつたって生存していることが多いです。
それが直リグだと、
シンカーが固定されているため魚が暴れた時にシンカーに突っ掛かって最終的に千切れて無くなるんです。
既に釣りをされた方は感じてると思いますが、この釣り魚からの反応が多いこともあってワームの消費が激しいです。
少しでも消費を抑えられるメリットは大きいかと思います。
フッキングの点でフリーリグだと何が良いのか?ってとこをまだ書いて無かったのでそこまでご紹介。
見た通りで口の付け根のとこをしっかり貫いてます。
上顎と同等に鈎の刺さる位置として良いとされるカンヌキの位置が殆どですね。
これは、フリーリグだとチヌが噛みついたときに鈎が横向きに倒れて、フッキングのときにカンヌキの方で行き詰まり引っ掛かるということだと思います。
あとは、まぁ、フッキング時の力の分散が無いとか、ファイト中にシンカーが離れてくれるからバラシが少ないとか色々あって、、、
直リグより掛けやすいし、掛かった後にバレにくいってことなんです!
直リグをめっちゃディスるじゃん。って思うかもしれないですが、直リグが極端に悪いってことじゃなく、
累計で80回手ごたえのあるフッキングを撃ち込んだときに、10~15回くらいは決まらなかったりバラシちゃうかも。でもフリーリグなら10回以内で収まると思うよ。ってくらいの差なので
俺は1匹たりとも逃したくない!って方はフリーリグがいいよ!ってことです。
直リグについては、フリーリグをわざわざ組むのが面倒だ。って方、例えば、シーバスがメインでその時合待ちでちょっと遊ぶとか、エギングの帰りに小一時間やってみようって方にはピッタリかと。
悪い印象で書いてきましたが、十分に釣れます。
3日分の隙間時間で書いたのでクソ長い記事ですが読んでくれた方には感謝です。
今日もお店でお待ちしてまーす。