皆様こんばんは!
夏の魚といえば皆様は何を思い浮かべるでしょうか?
シロギス、鮎、太刀魚、ハガツオとまぁ色々ございますが、南九州ならばやはり外せないのはシブダイでしょうか?最近は海が暖かくなってきた為か、今まで聞かなかった所でまで釣果が聞かれるようにはなって参りましたが、その魚の旨さは変わる事はないのでしょう。
そんなシブダイは通称なのですが、2種類おり、シブダイ(シロテン)・シブダイ(クロテン)とも呼ばれ、どちらも美味しい魚なのですが、シロテンの方が飛び抜けて脂が乗り旨さが天元突破しているので、クロテンは少し不遇な魚だと思えます。クロテンは良くジギングなどでも掛かります。
シブダイ(シロテン)の正式名称は「シロホシフエダイ」と申しまして、夏場は産卵行動なのか浅場に入ってきて、磯の夜釣りの好ターゲットとして人気のある魚です。若かりし頃は重い背負子を担いで地磯へ通ったものですが、月日は流れ、体力も気力も落ち、ここ数年行く事は無かったのですが…
お師匠より緊急入電があり、船の半夜釣りでシブダイを狙いに行く事になりました!
仕事上がりから、釣りをして再びまた早朝より仕事というなかなかのスケジュールですが、そこは「楽しそう」が上回り、自分でも驚くほどに腰が軽く上がりました。
お世話になりましたのは枕崎より出船しております「銀鱗」(ぎんりん)さんです!しかもこの日は満月の大潮…明かりが大敵と言われるシブダイ釣りには決して良い日ではありません、ボーズ覚悟で船を出して頂きました。
釣場に着くとアンカーを入れます。水深は何と12mほど、私はチョロ釣りで狙います。
タックルは…
ロッド:ダイワ リーディングMG73 H-225MT
リール:ダイワ シーボーグ500AT 道糸:フロロ6号300m
ハリス:フロロ14号 針:金龍鈎 超青物13号
コマセ:イワシミンチ3kg、パン粉1kg ツケエ:サンマ短冊、ホタルイカ
師匠は天秤コマセと遠投カゴでエサはボイルを選択。潮はまだゆっくりと上げが効いている感じでした。
そして、陽が沈む前に師匠の天秤に魚信!!と言いますか、アタリまくりでコロダイやらオジサンなどが釣れておりましたが、これもコロダイか?といった感じで居たら…
うわぁぁぁぁ!明るい内にシロテンが拝めるなんて!
この魚異様に格好よくないですか!?
しかも良★型!
俄然やる気が出てきます!が、すぐに陽は沈み…船上は真っ暗。(海に光が差し込まないように、下からの間接照明を船長が照らしてくれますが)穂先に付けるケミホタルと赤いヘッドライト(波長が短いので水中への影響を最低限にする為)が必須アイテムです。
天秤は終始アタリが途絶えず、それをしばらくは指を咥えて見ている事しかできませんでした。
コマセを切らさないようにチマチマ撒きながら、手返ししてましたが、あまり遠くへ流しても深場に入るので、ブレーキをきつめにしながら流しましたが、48mほど流したところでシーボーグ500AT のオートクラッチがアラームと共にガチン!と入りました!来たー!!!
タマンが…
赤いライティングが良い感じです…
その後も来るのはキツネフエフキとかがポツポツ
その間にも師匠は次々に魚を追加してゆきます。
泳がせをしていた竿も沈黙が続き…
「船長、天秤の仕掛けを貸して下さい!」と、なんでもっと早く言えなかったのでしょうか♨
天秤の仕掛けを借り受けまして、道糸はフロロ6号のまま…そこが少し不安でしたが、背に腹は替えられないと、天秤コマセ釣りを開始!カゴは三角袋を使用、ハリス、針はチョロ仕掛けをそのまま使いました。
程なくして、乱暴なアタリ!その頃には下げ潮が行き出していて水深は9mと少し、ハリスは1ヒロ半なので、釣り棚は7mと少し、電動を動かすと5mで止まる…♨(仕様)
上がってきたのは…
はぁぁぁん良かった♨ボーズ回避の1.6kg!
その後アカハタを一枚追加して
潮の流れが川の流れのようになったところで、これではコマセが溜まらず、エサ取りのアタリも無く釣りにならなくなったので、夜の10時早めの終了!
結果、師匠はすんごい数釣ってました♨シブ4、コロ5やらetc…
これをまた教訓にして、また行きたい!けど、だいぶ涼しくなってきましたから…いつまで釣れるかなぁ…。
また行きたいものです…。