第十管区海上保安本部からのお知らせです。
11月26日深夜に、鹿児島市桜島の防波堤で釣りをしていた男性が、
足を踏み外し海中転落する事故が発生しました。
事故車は、友人3名と釣行に訪れていたことから、友人が海中転落に直ぐ気付き、
水汲み用のバケツのロープを投げ入れたことで、幸いにも一命をとりとめました。
4月にも延岡市の磯場で、釣り人が高波にさらわれ海中転落する事故が発生しましたが、
同行していた友人2人がロープを投げ入れるなどしたことで無事救助されています。
釣りの事故の多くは岸壁、防波堤、磯場から海に転落する事故です。
複数人で釣行すれば、もし海に転落するなどの事故に遭っても、仲間がすぐに気付くことから、
海上保安庁などへの通報も早まり、助かる可能性が高まります。
また、釣りに行くときは、家族等に行き先や帰宅時間を伝えることも大切です。
過去10年の釣り中の事故のデータでは、複数人での行動している場合は、単独行動に比べ生存率が2倍です。
事故事例を教訓に、安全第一で釣りを楽しんでください。